大人の友達作りが難しい理由
「大人になってから友達を作るのは難しい」とよく言われますが、コミュ障にとってはほぼ不可能に近いのではないかと感じることがあります。
子供の頃は意識せずとも自然と友達ができていたとしても、大人になるとその機会が激減し、「新しい友達を作る」という行為自体が一種のハードモードになります。
また、「友達を作る」という行為自体が、年齢を重ねれば重ねるほど意識的な努力を必要とするようになります。
今回は、なぜコミュ障が大人になってから友達を作るのが困難なのか、その理由と現実を掘り下げていきます。
そもそも出会いの場がない
学生時代は学校という環境があり、同じクラスや部活動、サークルを通じて自然と友達ができる機会がありました。
しかし、大人になるとそのような場は一気になくなります。
会社は人との交流の場ではあるものの、仕事が最優先のため、純粋な「友達」を作るにはハードルが高いです。
さらに、職場の人間関係には気を使う必要があるため、プライベートな関係に発展しにくいこともあります。
こうなると友達を作るためには、趣味のサークルやイベント等、社外での出会いが必要になってくるのですが、そもそもコミュ障にとっては「初対面の人がたくさんいる場に飛び込むこと自体がハードルが高い」という問題があります。
会話のきっかけがつかめない
友達を作るには会話が不可欠ですが、コミュ障にとってはこの「会話の入り口」を見つけるのが難しいです。
- どう話しかければいいかわからない
- 話しかけても不自然になりそう
- そもそも相手に興味を持たれないのでは?
こんな不安が先に立ち、結局何も話せないまま時間が過ぎてしまうことも多いです。
さらに、大人になると「気が合わない人と無理に付き合う必要がない」という考えも強くなり、お互いに距離を縮めようとしないまま終わることもあります。
既存の人間関係が固定化されている
大人になると、多くの人はすでに長年の友人やパートナー、家族との関係が安定しており、新しく友達を作る必要性を感じていません。
そのため、新しい人との関係を築くモチベーションが低く、「仲良くなりたい」と思っても相手がそこまで乗り気でないこともあります。
特に、コミュ障の人は相手から積極的に話しかけてもらわないと関係が深まりにくいため、一度距離があるとそのままフェードアウトしてしまうことが多いです。
友達が欲しいと口にするのが恥ずかしい
子供の頃なら「一緒に遊ぼう!」で済んだ話が、大人になると「友達が欲しい」と言うのがなんとなく恥ずかしく感じてしまいます。
- 今さら新しい友達が欲しいのは変だと思われるのでは?
- 寂しい人間だと思われたくない
こんな考えが邪魔をして、本音を言えず、結局友達を作るための行動を起こせないまま時間が過ぎてしまいます。
そもそも一人に慣れてしまう
大人になってから友達を作るのが難しい理由の一つに、「一人の生活に慣れてしまう」というものがあります。
最初は「友達が欲しい」と思っていても、一人の時間が増えるにつれ、「別に一人でも困らないかも」と感じるようになり、結果的に友達作りを諦めてしまうケースも多いです。
特に、コミュ障の人は人との交流に気を使うことが多いため、「わざわざ苦労してまで友達を作るくらいなら、一人のほうが楽」と考えてしまいがちです。
まとめ
コミュ障が大人になってから友達を作るのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。
学生時代からの友人がいる人は、その人との関係を大切にしましょう。(ちなみに私は学生時代からの友人との縁はほぼ途絶えました…)
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