コミュ障に工場勤務は向いている?
コミュ障の人が仕事を選ぶ際、工場勤務なら人との関わりが少なそうと思うかもしれません。
確かに、一般的なオフィスワークに比べれば人と関わる機会は少ない傾向にはあるでしょう。
しかし、必ずしも工場勤務だからといって人と関わらなくて済むということはありません。
私が実際に工場勤務をして感じた、コミュ障に辛いポイントを紹介していきます。
工場勤務は意外と人と話す時間が多い
私が工場勤務をしてまず感じたことが、仕事中に周りの人と話さなければいけない時間が意外と多いということです。
もちろん、工場勤務と言っても仕事内容は千差万別です。仕事中に一切人と話さずに済む職場もあるかと思います。
しかし、よほどの単純作業でもない限り、新人教育の時期は一定期間あり、その期間は先輩社員と長時間一緒にいる必要があります。また、教育期間が終わったとしても、仕事中の手が空いている時間に少なからず周りの人と雑談する時間は避けられません。
私が働いていた工場では、機械の関係で作業と作業の間に30分から1時間程度の空き時間が出来てしまうことがよくありました。その間なにかやる仕事があれば良いのですが、最悪の場合その時間を周りの人と雑談しながら過ごさなければいけないという、コミュ障にとって地獄の時間を過ごすことになります。
コミュ障にとって辛い時間は仕事中だけではない?
コミュ障にとって辛い時間は仕事中だけではありません。少なくとも作業をしている間は人と話す必要はありませんし、会話する必要があるときも仕事に関係がある内容のほうが多いので、コミュ障としてもなんとか我慢できます。
問題なのは、始業前・終業後の時間そして休憩時間です。
工場勤務では作業着を着て仕事をするのが一般的ですが、通勤時には着用が禁止されているケースが多いです。作業着を見ればどこの社員か一目でわかってしまうため、会社のイメージダウンやクレームを避ける目的があるようです。
つまり、始業前には着替えのため早めに会社につきロッカーで着替えをする必要があり、ロッカー内そして始業時間まで他者と一緒にいる必要があります。
同様に終業後は、作業場からロッカーまで戻り、着替えが終わるまで他者と一緒にいる必要があります。
一般人からすればなんてことはない時間ですが、コミュ障にとってはこの5分10分の雑談タイムも鬼門です。
そして最も苦痛な時間こそ休憩時間です。作業着での通勤が禁止されている場合、休憩時間にお昼ごはんを食べに外に出たり、買い物に出かけることも制限されているケースがほとんどです。
つまり、休憩時間中は休憩室や食堂といった同じ空間でご飯を食べ、休憩をするしかないのです。
コミュ障にとって、これでは休憩になりません。
結論
【工場勤務=人と関わらなくていい】とは必ずしも言い切れない。
企業に雇われて働く以上、人と全く関わらず働くということは難しいです。しかし工場勤務であれば顧客や社外の人と接することはほぼないため、社内の人と上手くやっていくことさえできれば、コミュ障にとっては比較的良い仕事だと思います。
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