コミュ障の考え
初対面の人と会うとき、誰しも緊張を感じると思います。
しかし、コミュ障の人にとって、実は初対面よりも2回目の方がハードルが高く感じることが多いです。
なぜ、コミュ障にとって初回面よりも2回目の方が心理的ハードルが高くなるのか理由を解説していきます。
初対面は意外となんとかなる
コミュ障は人と会話するのが苦手です。当然、知らない人と話さなければいけない場面や、新たな人間関係を構築する機会というのに極端な苦手意識を持っています。
しかし、コミュ障であっても初対面の相手との会話は意外にもなんとかなる場合が多いです。
それは、お互いに「まだよく知らないから」という暗黙の了解があるからです。
そのため、多少会話がぎこちなくてもお互い様だ、という安心感があります。
さらに、初対面ではありきたりな話題、言ってみれば定型的な話題が中心となるため、コミュ障の人にとっても比較的気楽に感じることがあります。
- 仕事の話
- 年齢の話
- 天気の話 etc.
また、「相手にどう思われるか」というプレッシャーはあるものの、初回の印象が悪くても「次はないかもしれない」という一種の気楽さがあるため、意外と乗り切れるケースも少なくありません。
2回目以降
コミュ障にとって問題は2回目以降です。
2回目以降の会話では、以下のような心理的ハードルが生じます。
1.相手に期待されている感覚
2回目以降になると、相手が初対面の印象をもとに「どんな人なのか」をさらに深く知りたいと思うことが増えます。そのため、初対面よりももう一歩踏み込んだ話題や行動が求められると感じ、プレッシャーが強まります。
2.自分をどう見せるかという迷い
1回目の印象が悪かった場合、「次こそ挽回しなければ」と焦る気持ちが生まれます。一方で、1回目の印象が良かった場合は「その期待に応えなければ」と感じ、逆に緊張が増してしまうこともあります。
3.会話のハードルが上がる
初対面では表面的な話題で十分でしたが、2回目以降はそれだけでは話題が尽きてしまうため、もっと深い話をする必要が出てきます。たとえば、仕事の話だけでなく趣味や家庭といったプライベートな話題を共有しなければならない場面で「何を話せばいいのか」と悩むことが多くなります。
4.過去のやり取りの反省
初対面の場での会話内容や相手の反応を思い出し、「あの時の自分の言葉遣いは大丈夫だったのか」「もっと気の利いたことを言うべきだったのでは」と後悔や反省を繰り返してしまいます。その結果、2回目以降の会話へのハードルが勝手に上がり、さらに緊張してしまいます。
結論
コミュ障にとって初対面よりも2回目以降が厳しいのは、様々な心理的ハードルが生じるから。
2回目以降の会話では、自分にプレッシャーをかけすぎないことを意識し、必要以上に気負うことなく会話するように心がけましょう。(それができれば苦労しないんですけどね・・・)
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