退職代行という選択肢
退職を考えるとき、多くの人が上司や同僚への伝え方に悩むものです。
しかし、コミュニケーションに苦手意識があるコミュ障にとってはこのプロセスがさらにストレスに感じられるでしょう。
「何を言えばいいのかわからない」「引き止められたらどう対応すればいいのか」「自分の意思をしっかり伝えられるか不安」という気持ちを抱える方も少なくありません。
そんなときに役立つのが退職代行サービスです。
このサービスは、利用者に代わって退職の意思を会社に伝え、必要な手続きをサポートしてくれる専門のサービスです。
この記事では、実際に退職代行を利用して会社を退職したコミュ障の私が、退職代行のメリットとその活用法について解説します。
退職代行がコミュ障にとって有用な理由
1.ストレスからの開放
退職を直接伝えることに強いプレッシャーを感じる人にとって、退職代行は精神的な負担を大幅に軽減してくれます。退職にまつわるすべてのコミュニケーションを代行業者が担当するため、嫌な思いをせずにスムーズに手続きを進めることが可能です。
2.円滑な手続き
会社側と直接やり取りする必要がないため、「伝え間違い」や「曖昧な表現」が原因で問題がこじれるリスクを避けられます。コミュ障でなくても、こうしたやり取りに苦手意識がある人にとっては非常に便利です。
3.引き止められる心配がない
退職を申し出た際、上司や同僚から引き止められるのはよくあることです。しかし、コミュ障にとっては、その引き止めへの対応がさらに難しいと感じるはずです。退職代行なら、引き止めへの対応も含めてすべて任せられるため、自分の意志をしっかり貫くことができます。
4.無駄なトラブルを回避
退職時のトラブル(有給消化の拒否や残業代未払いなど)も、代行業者が交渉してくれます。コミュ障で意思表示が苦手な場合でも、専門家が対応してくれることで安心感が得られます。
実際に退職代行を利用してみた
ここで、実際に退職代行を利用して会社を退職した私が退職までの流れを説明していきます。
私が利用した退職代行サービスはテレビ等でも宣伝されている退職代行モームリです。
以下が退職代行を利用したときの流れです。
1.LINEで相談依頼をする。
私は日曜日の朝9:30頃にLINEで退職代行の依頼をしました。
即時、詳細を回答するためのヒヤリングシートへの記入を依頼されました。
2.ヒヤリングシートを回答
ヒヤリングシートでは個人情報や会社情報、退職の希望日や退職理由等を記入しました。
私はおおよそ1時間程度で記入が終わり、その後20分程で詳細の確認(貸与物や私物の取り扱いについて)が終わりました。
3.料金の支払い
内容確定後、料金の支払いになります。
私は正社員だったため「22,000円」をクレジットカードで支払い、その後支払い完了画面のスクリーンショットをLINEで添付しました。
4.退職代行より当日の退職連絡
翌日の月曜日、私は出勤することなく自宅で待機し、始業時間に退職代行から会社に対し、退職希望の旨、及び今後出勤できない旨を伝えてもらいました。
私本人や家族への直接連絡も控えてもらうようにも伝えてもらったため、会社側から直接連絡が来ることはありませんでした。
今後の手続きについては確認の上、担当者から退職代行へ連絡があるということでそのまま自宅で待機、当日16:00頃に退職代行から再度連絡があり今後の手続について説明がありました。
5.郵送された退職届に記入、返送
翌々日の水曜日に自宅に退職届が郵送されたため、即日記入のうえ返送をし、有給休暇消化後に無事退職となりました。
(健康保険証やその他貸与物の返還についても、このタイミングになると思いますが、私は事前に会社のロッカーに全て置いておいたため、退職届の返送のみとなりました。)
結果、退職代行や勤務先の会社含め誰とも直接会話することなく退職をすることが出来ました。
結論
コミュ障は退職代行サービスを利用することで、誰とも会話することなく退職することが出来る。
直接退職の意志を伝え、円満に退職することが理想ではありますが、コミュ障で退職を言い出すことが出来ないという人は退職代行も考えてみてはどうでしょうか。
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